【旧暦栽培】小潮期は芽かき、定植、追肥は避けた方が良い?
いつもお世話になっております。
株式会社ツボイ営業部です。
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今朝の岡山市は5℃。晴れ。
降水確率: 10% 湿度: 60% 風速: 1 m/s
最高気温:13℃ 最低気温:0℃
特に昨晩から「でぇれぇさみいし、おえんでぇ」
(訳:非常に寒いですし、堪えがたいですね)
さて、今日は旧暦栽培カレンダーによりますと、
2月28日(水)は、満月の後の「中潮」2日目。
昨日のブログにも書きましたが、防虫防除適期でございます。
中潮の後は「小潮」になるのですが、
小潮期には芽かき、葉かき、定植、潅水、追肥は
避けた方が良いといわれます。
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この理由を探ってみました。
先ずは「潮汐(ちょうせき)」が関係しているようです。
満潮・干潮ですね。
潮汐は、月が地球に及ぼす引力、地球が月と地球の共通の
重心の周りを公転することで生じる遠心力(慣性力)を
合わせた「起潮力」です。
(地球と太陽の間でも若干の起潮力もある。)
「起潮力」は地球を引き伸ばすように働き、潮位の高い
ところと低いところができます。
潮位が上がりきった状態が「満潮」、反対に下がりきった
状態が「干潮」となります。
地球は1日に1回自転するので、1日に2回の満潮と干潮を迎えます。
これを踏まえて、「大潮」と「小潮」を考えます。
地球に対して月と太陽が直線上に重なるとき、
月と太陽による起潮力の方向が重なるため、1日の満潮と干潮の潮位差が大きくなります。
これが「大潮」。
月と太陽が互いに直角方向にずれているときは、
起潮力の方向も直角にずれて、互いに力を打ち消す
形となるため、満干潮の潮位差は最も小さくなります。
これが「小潮」です。
大潮と小潮は、新月から次の新月までの間にほぼ2回ずつ現れます。
新月と満月の頃には大潮、上弦の月と下弦の月の頃には小潮になります。
上図からもなんとなくご理解いただけるかもしれませんが、月と太陽の引力、
また公転による遠心力により、植物の吸収力も違うものになるようです。
然るに、「吸収力」は「起潮力」に伴うと考えられています。
小潮期は、「吸収」よりも「転流期」となり、植物体内に光合成産物や栄養分を
体内に送り込む時期といわれます。
そんな時に芽かき、定植、追肥などは不向きだということなんですね。
ちなみに水分の吸収も弱くなるようですのでご注意くださいませ。
いつも北陸地方、能登に思いを馳せております。
本日も穏やかで健やかな一日でありますように。