【そりゃなんでぇ?】干し柿 なんで渋柿を干して食べるの?
いつもお世話になっております。
株式会社ツボイ営業部です。
今朝の岡山市は 8℃ 曇り
降水確率: 10% 湿度: 87% 風速: 1 m/s
最高気温:18℃ 最低気温:6℃
「そりゃそうと、なんでかきぁほすんなら?」
(訳:ところで、なんで「柿」は干すのですか?)
さて毎朝、娘を駅まで送る時、出社する時、必ず目に入る景色。
小生の師匠から、愛宕柿(あたごがき)をいただき、早速自宅にてジイジとバアバに
「指令」を下して(笑)、皮むきから「吊るし」までやってもらいました(^^♪
かれこれざっくり2週間ばかり経過したでしょうか?(^^♪
しかしこれ、なんでわざわざ渋柿を干して食そうと考えたのでしょうか?
…いろいろ調べてみるとですね、
柿には渋が抜けた「甘柿」と渋が抜けない「渋柿」が存在するそうです。
昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれていたくらい、柿はビタミンCや食物繊維が
豊富、とにかく栄養価が高いのです。
渋が抜けない「渋柿」を皮をむいて、天日乾燥させた「干し柿」は、糖度が50℃以上あるものも
出来るんだとか。(我が家のはそうなるか楽しみ(^^♪)
実はこの「渋柿」、渋に隠された中に「甘柿」よりも高い糖度を持っているのだとか。
このバリケードを張るがごとく立ちはだかる(笑)「渋」の主成分は「タンニン」。
タンニンの濃度も約3~10%もあるのだとか。
タンニンといえば「赤ワイン」🍷がすぐ頭に浮かんでしまいますが、
このワインに含まれるタンニンの濃度でも0.1~0.2%。
渋柿のタンニン濃度の高さが分かりますね(;^ω^)
この「タンニン」は水溶性。だから、口にした時に唾液に溶けて「うわっ、シブっ」となるようです。
この渋を感じさせないようにする為に、渋柿の皮をむき干すことで表面に被膜が出来て嫌気条件になった
渋柿が自分の体内(身の中)で「アセトアルデヒド」を発生。これがタンニンを結合することにより、
タンニンが水溶性(可用性)から不溶性に変化して、口に入れても渋みを感じずに甘みだけが口の中を
駆け抜けるのです(^^♪
この干し柿、アジア圏でも作られているらしいのですが、日本ではその歴史は古く、奈良時代から作ら
れていたといわれます。
先人の知恵と努力で生まれたお菓子「干し柿」。
大事な文化として守っていきたいですね。(親に作らせてますが(;^ω^))
先人の知恵といえば、弊社では毎度お馴染みの「旧暦栽培カレンダー」。
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災害地域の一日も早い完全復興を日々お祈りしております。
本日も穏やかで健やかな一日でありますように。